また、再開したくなったら再開するかもしれないです。
少なくとも、現時点から1年以上は二ノ国2について更新しなさそうなので…ブログ記事は、いまだ攻略本も発売されていないようですし、情報提供としてそのまま残しておきます。
イリュージョンアイランドみたいに、攻略本のないゲームをプレイしたら情報提供として記事にするかもしれません。
以下、言い訳です。
端的に言えば、ロシアのウクライナ侵攻がきっかけで、二ノ国シリーズをプレイすることが難しくなりました。
もともとプレイしているときから、クーデターを起こした張本人が王のままで許して良いのかな?(チューダインというキャラクターは好きですが。)、オープニングで城から逃げるときにエバンを守ろうとして斃れた兵士は?アルフィニーだけではない、そういう人たちのことは何も考えずにマーウ族を許してしまうのかな?その家族の思いは切り捨てるのかな?種族もモンスターも関係なくみんなが笑顔の国を作るとガットーに啖呵を切りながら討伐ミッションでは問答無用で撃退しているけどこれが建国の理念に合っているのかな?とゴロネール王国攻略を中心に疑問を持っていました。
しかし、その疑問以上に、細かく設計された世界観やキャラクター性に惹かれてこのゲームをプレイしていました。
ところで、二ノ国2の未来にあたる映画、ソシャゲのニノクロどちらの作品も、国内の分裂を描いています。
作中で都合良く愛!希望!仲間!って感じでみんなで幸せに暮らしましためでたしめでたしで良かったのに(そういうの許せる派なので)、2の直接の未来を描いた二ノ国で結局国内に火種が残ったままでどのような未来になっても争いが起こるということが公式から示されました。
映画の公開時期はまだまだ紛争があることは知識として持っていても、身の回りが平和だったのであまり深く考えていませんでした。私生活が落ち着き、二ノ国2で再び情報を集め、改めてまとめている途中で、ロシアによるウクライナ侵攻がはじまりました。さらにイスラエルによるガザの空爆…。これまで遠くに感じていた紛争などが身近になりました。
そして、改めて疑問が前面に出てきました。
エバン王が作中でとった行動は、果たして本当に良いことなのかな?…と。
こういった問題に正解はありません。
さらに、二ノ国2はゲームで、フィクションで、架空の物語です。
でも、公式から大国が内紛によって分裂する未来になると提示されました。現実で似たようなことがあり、民間人の犠牲者が膨らんでいます。
再起を図って国を建国する。クーデターで被害を受けたニャウ族のケアもせず、父と侍女の思いという極めて個人的な感情からエバン王はマーウ族を罰することもせずにクーデターの首謀者が王座にいることを許す。エバンはゴロネールには戻らず、距離を置いたところからサポートするのみで、国内でスラムにいたニャウ族へのサポートもしない。そして、エバン王が没した後、その未来を描いている映画とソシャゲではマーウ族は出てこず、ニャウ族かジン族が優勢勢力となっている…。
公式から未来まで示されたこの作品を、エンタメだからと、ただの娯楽として消費して良いのだろうか。
そして、私には、考えることを止めることが無理でした。
二ノ国2は、とても素晴らしい物語でした。エバン王の行動は、本当に平和に繋がり、みんなが笑顔になるのかな?という疑問を現実とリンクさせて抱かせるくらいに。
そして、その疑問を忘れるくらいに平和にならないと、もう一度プレイできないと思いました。
エバン王の理想が、現実となることを願って。